穏やかな木漏れ日の温もり
ルラボのガイアック10は、東京限定のフレグランスとして誕生した、シティエクスクルーシブの香りです。その香りはガイアックウッドを主軸に、シンプルながらも奥深い構成で、肌に馴染むように広がるエレガントな雰囲気を持っています。控えめで洗練された香り立ちは、日常の中にほのかな贅沢をもたらし、忙しい生活の中で静かで内面的な安らぎを求める瞬間に寄り添う香りです。
ガイアック10の魅力は、そのミニマルで純粋な香りにあります。ガイアックウッドのクリーミーでスモーキーな香りを中心に、ムスクやシダーウッド、オリバナムが織りなすナチュラルなハーモニー。香りを身に纏うことで、まるで自然と一体になるような感覚を味わえます。
https://www.lelabofragrances.jp/pages/about-gaiac-10?srsltid=AfmBOoqiX82iOmexV-v5zX-MDtoUEwgjDIkou6FVqQkzKKITZFjyno4l
永久に寄り添う木々の柔らかさ
シングルノート
穏やかなガイアックウッドが、柔らかくクリーミーな第一印象を与えます。スプレーした瞬間は、木漏れ日が差し込む静かな森を思わせる、包み込むような温かさに満ちています。そしてシダーウッドとムスクが調和し、香りに清潔感と奥行きを加え、ウッディの香りが広がり、心を落ち着ける穏やかな雰囲気を作り出します。またオリバナム(フランキンセンス)が繊細に香り、深い安らぎをもたらします。最後には、ガイアックウッドが優しく残り、穏やかで長続きする余韻を楽しめます。持続時間は 約8時間ほど、拡散力は非常にソフトで近くにいる人だけが感じられる、親密で控えめな香り立ちです。




ガイアック10を手がけたのは、調香師アニック・メナードです。
アニック・メナードの代表作
- Black (Bvlgari)
ラバーとウッドが融合したユニークでミステリアスな香り。 - Hypnotic Poison (Dior)
甘いバニラとウッドが官能的に絡み合う香り。 - Bois d’Argent (Dior)
アイリスとウッドが織りなすエレガントで洗練された香り。 - Patchouli 24 (Le Labo)
燻製のようなパチュリとバニラの奥深い香り。

さまざまなシーンで輝く香り
ガイアック10は、その控えめでナチュラルな香りから、幅広いシーンに適しています。
- オフィス
静かな香り立ちで、香水が使用しにくい場所でも十分に使用可能です。 - カジュアル
普段使いにも最適で、シンプルで上品な印象を与えます。 - リラックス
休日や夜の時間に、心を落ち着ける香りとして活躍します。
秋冬の季節に特に引き立つ温かみのある香りですが、軽やかさがあるため一年中楽しむことができます。

特におすすめの方
ガイアック10は次のような方に最適です。
- 自然体で静かな香りを好む方
- 強い香りよりも控えめでナチュラルな香りを求める方
- シンプルなウッディ系フレグランスを探している方
似た香水情報
- Tam Dao (Diptyque)
サンダルウッドの温もりと透明感が特徴。 - Hwyl (Aesop)
森林を歩くような深いウッディとスモーキーな香り。 - Santal 33 (Le Labo)
スモーキーで大胆なサンダルウッドの香りが特徴。 - Pour Homme (Bvlgari)
シンプルでクリーン、ウッディな香りが日常使いに最適。
一言
このガイアック10は私自身初めてのルラボの香りです。京都の新風館でルラボが入ったばかりのころだったように記憶しています。肌のせしていただいて、すぐにお店を出るように促されそこで匂いを感じました。それほどまでにソフトで繊細な香りです。この「一言」の項では私の個人的な主張がかなり強めな項なので(それより前の項ではできる限り客観的に書いています)、いろいろ書きます。この香りの面白いところは、ガイアックウッドやフランキンセンスなど肌に寄り添う温かい香料を「種類少なく」使用しているのですが、なぜか冷たい印象も同時受けるというところです。木材なのに金属というべきか、正反対なのにそれを感じ取ってしまう。モノトーンの部屋、黒いソファー、ガラス張りの机、温かいはずの香りで冷たい印象、なにか文章では限りなく表せないこの香り。持続時間にしてもそうです。とても弱く感じるのにずっと肌に残る。東京限定の香りということで、自然の多さと働きすぎという日本の二面性を表したある意味日本らしい香りですか?
アニックメナード様さすがです、といつも感じます。

コメント