茶葉と木々が紛ぐ禁断の出会い
ルラボのテノワール29は ブランドの中でも特に魅惑的な香りの一つです。この香りは、ブラックティー、スモーキーなアクセント、そしてフルーティーなタッチを中心に構成され、ルラボのクラフツマンシップを体現しています。伝統的な紅茶文化と無花果の香りを融合させたテノワール29は、日々の喧嘩を忘れさせる特別なひとときを演出します。
https://www.lelabofragrances.jp/collections/thenoir29?srsltid=AfmBOopVDeD1eVx1T1_kxWX_fsI05sIV8AS3Lyudlh-iuuqurFP_f-CO
禁断の果実とブラックティーの共演
茶葉の深い香りに加え、スモーキーでありながらフレッシュなアクセントが加わり、香りの層ごとに異なる物語を楽しむことができます。このフレグランスは、ブラックティーのもたらす穏やかさとタバコのスモーキーな温かみを共有し、心を落ち着ける贅沢な体験を提供します。
- トップノート: イチジクとベルガモットの香りがふわっと広がります。熟したイチジクとの甘さとシトラスの輝きが混ざり合い、気持ちよく明るいスタートを演出します。
- ミドルノート: ブラックティーとベイリーフが中心となり、スモーキーでハーバルな香りが広がります。深い森や静かな茶室のような落ち着いた雰囲気が漂います。
- ベースノート: タバコ、干し草が加わり、温かく穏やかな余響を残します。大地を思わせるアーシーな香りが、長時間心地よく続きます。
香りを纏った瞬間、ベルガモットの明るさとイチジクのフルーティな甘さが広がります。このトップノートは、朝の透明感ある空気の中を思い起こさせます。特にフィグの甘さは、暖かく心を落ち着ける一方で、希望に満ちた明るさを感じさせます。30分後、香りはブラックティーとベイリーフが主体となり、スモーキーな深みとハーバルな透明感が融合したミドルノートへと移行します。この段階では、ブラックティーのほろ苦さと共に、ベイリーフの心地よい清涼感、そしてトップノートのイチジクの甘さが安らぎを与えます。まるで森林浴をしているかのような感覚で、自然と心が静まるのを感じることができます。約2時間が経過すると、香りはタバコと干し草が基調となる落ち着いたベースノートへと変化します。柔らかなタバコが加わることで、香りが一層肌に馴染むようになり、持続的な温かさと穏やかさを纏うことができます。この段階では、リラックスしたい夜や特別なひとときにぴったりの深い満足感を得られます。持続時間は約6〜8時間。日中から夜までの香りの変化を楽しむことができます。拡散力は中程度、穏やかな香りが周囲との距離を自然に保ちながら空間を満たします。
テ ノワール 29の調香師は、フランク・フォルクル です。代表作はルラボが多く以下。
- Santal 33 (LeLabo)
サンダルウッドを中心にスパイシーでウッディなノートが広がり、カルダモンやアイリスのアクセントが加わった香り。シックで洗練された印象を与え、ユニセックスで楽しめる。 - Baie (LeLabo)
雨特有の香り、ペトリコールを表現した香り。水のようなジュニパーベリーと大地を思わせるパチュリの対比が懐かしさを思い出させる香り。 - Tobacco 28 (LeLabo)
タバコのスモーキーで甘い香りが特徴的で、ラムやカルダモンが深みを加える。温かみがあり、特別なシーンや寒い季節にぴったりな香り。
寒い季節のティータイムに似合う香り
テノワール29は、性別を問わず使えるユニセックスな香りとして、幅広いシーンで活躍します。
- ビジネス
上品で控えめな香りは、オフィスシーンにもマッチします。 - プライベート
落ち着いたスモーキーティーの香りは、自宅でのリラックスタイムに最適です。
特に秋や冬には、その温かみのある香りが一層際立ちます。
特におすすめの方
テノワール29は次のような方に最適です。
- 茶葉や自然を愛する方
ブラックティーやスモーキーな香りに癒されたい方。 - 落ち着いた香りを好む方
控えめで洗練された印象を与えたい方。 - ユニークな香水を探している方
他にはない複雑で静かな香りを楽しみたい方。
紅茶系統の香水紹介
テノワール29を気に入った方には、以下の香水もおすすめです。
- The Time (House of Oud)
紅茶の香りに、スパイスやウッディノートが加わった、深みと複雑さを感じさせる香り。 - Imagination (Louis Vuitton)
フレッシュで軽やかな紅茶の香りを基調に、シトラスや花々が織り交ぜられたエレガントな香り。 - Bvlgari Pour Homme (Bvlgari)
紅茶のような温かみを持つウッディでスパイシーな香り。クリーンで洗練された印象。 - Oolong Tea (Nishane)
烏龍茶の深みと、ベルガモットにムスクのベースが特徴。ナチュラルで落ち着いた香り。
一言
紅茶の香水はかなりの種類あります。このテノワール29は初め肌乗せした時は紅茶か？と思いました。甘味が強く、どちらかというと和を感じさせるようなテイスト、時間が経ってくると確かにお茶、紅茶だなと感じてきます。しかしやはり和を感じずにはいられません。日本のブランドでは無いのですが、ボトルデザイン、香りともに日本に会う香りだと思います。特に秋口、紅葉を見に行きどこかでお茶をするときにこの香りが手元から香ってくると、とても幸せな気持ちになります。
伊勢神宮のおかげ横丁にある赤福をなぜか思い出します。
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