優雅さとノスタルジーの香り
Orphéonは、Diptyqueが贈る香水で、サン=ジェルマン大通り 34番地の隣に位置したバーOrphéonにインスパイアされた作品です。ノスタルジックでありながらモダンな香りが、都会的なエレガンスを表現しています。
https://www.diptyqueparis.com/ja_jp/p/orpheon-edp-75-ml.html
時間とともに変化する魅力
Orphéonは、「フローラルウッディな香り」が特徴で、洗練された甘さと温かみを持つ香りです。
- トップノート
ジュニパーベリーが爽やかでスパイシーな印象を与え、軽快なスタートを演出します。

- ミドルノート
パウダリーなアイリスとフローラルノートがエレガンスを加え、メンズ寄りの香水ながら女性らしさと温かみを感じさせます。


- ベースノート
トンカビーンとシダーウッドが、深みと心地よい持続感をもたらします。


この香水は時間の経過とともに柔らかく肌に馴染み、上品な余韻を残します。つけた瞬間は爽やかでスパイシーな印象で、ジュニパーベリーからバーや夜のアルコールを感じさせます。そして時間の経過とともにパウダリーで温かみのある香りへと変化し、最後には深く落ち着いたウッディな香りが残ります。
良いのは優雅さと親しみやすさのバランスが絶妙という点です。官能的でありながら控えめな印象を感います。そして心地よいパウダリーな余韻でつけた瞬間からラストノートまで楽しめる深みがあります。
特にラストノートに変わる時のパウダリーさとトンカビーンの甘さが交わる時間がとてもきれいに香ります。

Orphéonの香りは、世界的に著名な調香師、Olivier Pescheux(オリビエペシュー)によって手掛けられました。彼は自然と調和する香りの構築に秀でており、この香水でもその技術が存分に発揮されています。
Olivier Pescheuxの代表作として知られる他の香水には、以下のようなものがあります。
- Fleur de Peau(Diptyque)
柔らかなムスクとフローラルノートが調和した香り。
人肌のような温かみと官能的な印象を与える、優雅で洗練された香水。 - Vetyverio Eau de Toilette(Diptyque)
ベチバーを中心にシトラスとウッディノートが融合。
明るさと深みを持ち合わせた、フレッシュでエレガントなユニセックスの香り。 - Tempo Eau de Parfum(Diptyque)
パチョリとウッディな香りが基調の、複雑でスパイシーな香水。
時間とともに変化する深みと奥行きを楽しめる、洗練されたシプレ系の香り。
Olivier PescheuxはこのようにDiptyqueの作品を多く手がけています。なのでこのような調香が好きな場合はDiptyqueの作品を探してみると良いかもしれません。
使いたい場面
Orphéonの魅力は、その汎用性にあります。
- オフィスでは「洗練されたプロフェッショナル」な印象を演出。
- デートでは「優雅で知的な魅力」を引き立てるアイテムに。
- 夜のひとときには、静かなリラックスタイムを彩る香りとして。
特に秋冬がおすすめです。ラストノートの甘さから、寒い季節に心地よさを与えてくれます。
逆に夏のように暑い季節ですと、少しくどい印象を与えるかもしれないです。

似合う人や状況
Orphéonは、以下のようなシチュエーションや人にぴったり。
- クラシックとモダンを両立したい人
過去の美しさと現代的な感覚を一緒に楽しめる香り。 - パウダリーな香りが好きな人
アイリスやトンカビーンの柔らかさが心地よい。 - 落ち着きと個性を大切にする人
自然体ながらも洗練された印象を与える香り。
似た香水情報
Orphéonを気に入った人には、こんな香水も試してみてほしい。
- Chanel – No.19 Poudré
アイリスとパウダリーノートが好きな人にぴったり。 - Jo Malone – Myrrh & Tonka
トンカビーンの甘さが際立つ香りで、上品な大人の印象を与えます。 - Le Labo – Another 13
ウッディで透明感のある香り。シンプルながら印象深い一品。
一言
ユニセックスですが少しメンズライク。
暖かさがある香りなので、秋冬に輝く香りです。
最近はメンズでも有名になってきていますが、あまり被らないように思います。
BLEU DE CHANELなどのメンズ調香でしっくりこない方は、試してみるべきです。
女性でもこの香りは十分に使用できると思います。似合うととても魅力的に見えるでしょう。
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